
徳洲苑しろいし-10ページ
人生をともに生きる
今年の雪解けは早く、ご入居の皆様がお散歩に出かけ始めました
ここ徳洲苑しろいしは近隣にスーパーや本屋さん、食事をする場所など環境に恵まれており、
親しい仲間やご家族と出掛ける光景をよく見かけます。
「いってらっしゃいませ」と元気よく相談員に見送られると、皆さんは一様に手を振り出かけられます
当苑は67歳から最高齢99歳の方々が入居されております。
そのためか、60代70代のご子息は「父は(母は)いつまでたっても子供扱いなのだから」と話されます。
先日も
「毎回『気を付けて帰りなさいね』と言われるのよ。
私だって70代で子供も孫もいるのに、いつまでたっても親にとっては子供なのね」
と自分で自分を諭しているようでした。
ここ徳洲苑で働くようになり、以前、私がケアマネや訪問看護をしていた時、
『親の歳を超えないと親の気持ちはわからない』
こうつぶやいたご家族の気持ちが痛いほどわかるようになりました。
ご入居の皆様の様子は、普段はゆったりと花の手入れをしたり、
食堂で新聞や雑誌を読んだりして各々過ごされております。
さらに、カフェでの読み聞かせやオカリナ演奏
、童謡を歌うりんの会
、
短歌や俳句を歌う句会、マージャン仲間の雀友会
と、有志による活動も行われております。
読み聞かせや演奏をするまでの練習は、自分のためにもなると張り切り、そして時には緊張すると聞いております。
その活動を入居している仲間は楽しみにしており、応援している姿は、人生をともに生きる強さに感じます。
当苑も3年目に入りました。
入居者の皆様もご家族もスタッフもお互いに立ち位置が作られてきました。
今後さらに安心した生活を皆様に提供できる様、スタッフ一同、和顔愛語で邁進したいと思います。
今後も皆様からのご指導、ご鞭撻を宜しくお願い申し上げます。
施設長 南靖子
2016(平成28)年 施設長 年頭あいさつ
新年あけましておめでとうございます。
今年も昨年同様、皆様からの変わらぬご愛顧をよろしくお願い申し上げます。
さて、昨年の漢字は「安」でした。
安保障関連法案審議の安・テロ事件や異常気象など不安の安・暮らしの安全安心の安でした。
今年はどのような漢字となるのでしょうか。
徳洲苑しろいしはオープン後2年が経過し3年目に入りました。
先日、入居者様が書いた「日々是好日」の文字をみて、
入居者様そしてご家族に育てられた2年間だったと感謝の気持ちで一杯になるとともに、
ようやく組織として動きだしたと実感しております。
今年はさらにコミュニケーション力を磨き、タイムリーにそしてしなやかに対応していこうと考えております。
徳洲苑しろいしの合言葉「和して同ぜず」に原点回帰をして、
今年はやさしさだけではなく『しなやかさと優しさ』をスタッフ一同、提供できるよう邁進したいと思います。
今後も皆様からのご指導、ご鞭撻を宜しくお願い申し上げます。
施設長 南靖子
施設長のクリスマス
今年も残すところあと3~4日となりました。
今年のクリスマスは皆さんどのように過ごしましたか?
12月24日の夕方、「今日はクリスマスだから早く帰ろう~」という私の声掛けに
「クリスマスを思い出させた…」という職員、
「は~い」と笑顔になる職員皆さまざまでした。
当苑のクリスマスは3回目、今年のメニューもブロイヤー(チキンレッグ)でした。
これを見ると幼い頃、母が子供たちにと漬け込み、焼き、さらにリボンをつけてくれたことを思い出し幸せになります。
入居者さんの笑顔や「おいしかったよ」とありがたい感想を頂くとほっとし、さらに幸せになります。
今年も栄養士・調理師さんら栄養チームのサンタさんがきてくれました。
ブロイヤー1本1本にリボンをまくことは大変だったでしょう。
いつもありがとう
施設長・南
図書館長
皆様こんにちは
1年ほど前に、図書室をご紹介させていただきました。
(以前の記事はこちら)
現在は、文庫792冊、辞書等213冊、書籍1,097冊
合わせて2,102冊となりました
こちらは、図書館に入りきれない文庫、推理小説コーナー
そして、図書館の本の整理をしてくださっている、
わが図書館長の入居者様のN様
とても素敵な笑顔です
いつもいつも ありがとうございます。
職員一同、心より感謝しています
大原
暑中お見舞い申し上げます
今年も暑い夏がやってきましたね。
大通りではビアガーデン
各地では、夏祭りに花火大会・・・と夏のにぎわいを感じる季節となりました。
私事ではございますが、仙台に住んでいたころ
毎年秋田まで行き、大曲花火大会を見に家族で出かけては
感動をもらっておりました。
今では懐かしい思い出です。
みなさん、徳洲苑しろいしからも花火がとってもきれいに見えるんですよ
昨年の事ですが、夜勤だった私に入居者様が
「ほら、花火やってるよこっち来て見てごらん
」
と部屋に入れてくださいました。
打ちあがるたびに、
「うわ~キレイだね~」と、一緒になって見ていた私は、仕事を忘れたひと時でした。
今年もまた、豊平川の道新・UHB花火大会、札幌ドームの花火・・・など楽しみです。
苑から入居者様と一緒に見る花火は、とっても心が和みます
A.H
温泉ツアー
平成27年度4月1日 施設長挨拶
『やさしさと強さ』
週末のテレビでは、春の高校野球で東海第四高校の活躍が報道され、
春の到来がさらに陽気に感じられます。
攻め抜く野球のみならず、それぞれが着々と役割をこなし
チーム一丸となり戦う姿に、東海第四チームの底力を感じました。
この様な中、社会保障に目をむけると、
介護保険制度改定 全体▲2.27%(在宅分▲1.42%、施設分▲0.85%)
がこの4月から開始となり、
当苑は在宅サービスであるため、大きく影響を受けることとなります。
新年度は、加算取得など業務調整について知恵を巡らせ、体制を整えてスタートとなります。
さて、苑の様子はどうかというと、
1年前は50名ほどの入居者様でしたが、現在はその倍以上の仲間で過ごしております。
当苑のコンセプト『和』であり、なごむことや和を保つことはもちろんですが、
慣れ合いとならないことが一番の大切な意味と考えております。
当苑は平均介護度1.3であり、全国平均は1.8です。
この状況からみても、他のサービス付き高齢者向け住宅のご入居者様と比べると、
当苑はかなり自立・自律性の高いご入居者様が多い状況です。
そのため、今年度はやさしさだけではなく
『強さがあり、それを取り巻くさしさ』
をスタッフ一同、提供できるよう邁進したいと思います。
今後も皆様からのご指導、ご鞭撻を宜しくお願い申し上げます
施設長 南 靖子
2015(平成27)年 施設長年頭挨拶
新年明けましておめでとうございます
昨年は、少子高齢化に伴う社会保障問題や電気料金などの高騰など、
高齢者を取り巻く環境は依然として厳しい状況でした。
さて、今年はというと介護保険制度改正の年でもありさらに厳しい状況は続く事が予測されます。
このような環境の中、昨年は、多数の入居者様と職員に恵まれ、多くのご意見を頂きました。
安全と自由な生活空間を作り出すことは至難の業ですが、
「3人集まれば文殊の知恵」と自分に問いかけながら施設運営を終えた年でした。
今年1年を新しいステージとしていくために、改めて次の3つを意識したいと思います。
①目標を持って個々がスキルアップします
目標をもって仕事することで新たな発想を心がけチャレンジしてほしい。
②可能性を信じます
話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば人は育たず(山本五十六)。
③個性を高め合います
様々な職歴等バックグラウンドをもっていることを念頭に、お互いの個性を認めあってほしい。
これら3つを意識することで、今年は、入居者様と職員ともに『和して同ぜず』を合い言葉に、
さらに意見を交わりつつ、皆様の安全・安心はもとより、自由な空間づくりに邁進したいと思います。
また、入居者様が多数になればなるほど、日頃から生の声に耳を傾け、
タイムリーにそして柔軟に対応していかなければなりません。
最後になりますが、本年が徳洲苑しろいしに入居されている皆様やそのご家族、
そして職員にとって、より良い1年となります様、心からお祈り申し上げ、新年のご挨拶とさせて頂きます。
徳洲苑しろいし 施設長 南 靖子