2015年08月
入居者様に敬意を表して
苑では現在140名の高齢の方が、元気にお過ごしです。
驚くべきは、90歳代の方が思い思いに個性たっぷりに
毎日元気に生活されていることです。
デイサービスで活躍されているSさん。
毎日、事務所まで顔を見せてくださる、Iさん、Mさん。
共有部の椅子で新聞や週刊誌を熟読されている、Uさん。
年上の奥様の介護を頑張っておられる、Tさん。
いつお伺いしても、お部屋の床がピカピカに磨いてある、Yさん。
苑内最高齢で、毎週地下鉄を乗り継いで趣味活動を楽しまれている、Oさん。
90歳代でも自分でできることは自分でしようという姿に頭が下がります。
入居者様の中には、体調を崩して入院されることも少なからずありますが、
退院されて苑に戻られた時の笑顔を見たときに
本当に心から嬉しく思います。
まもなく、敬老の日です。
入居者様おひとりおひとりが、益々延期にお過ごしいただけるように
全力でサポートしていきたいと思います。
加藤
感謝の気持ち
お盆が過ぎて暑さも峠を越え、少し涼しくなってきましたが
皆様いかがお過ごしですか?
私は先日森林キャンプへ行ってきました。
テントを張り、炭を熾して夕飯。
夜は満点の星空を眺め、寝袋で就寝
非日常を楽しむと同時に、普段の恵まれた生活に感謝した一夜でした。
何事も、無い事を経験して初めて有ることのありがたみに気づきます。
ここでひとつエピソード。
ある日、入居者様のお部屋へお掃除に訪問した時のこと・・・。
会話の流れで、戦争時代のお話を聞かせて頂く機会がありました。
その方は、ご自身が戦争を経験され満州で終戦を迎えられた方です。
「少し時間ありますか?」と仰ったあと、当時の詩集や写真集を見せて下さり
ご自身が渡り歩いた場所を地図で説明しながら、お話を聞かせてくださいました。
「本当に何も無い時代だった。」としみじみ・・・。
70年たった今でもすべて鮮明に覚えておられ、
終戦後、帰国した時に食べたおにぎりの味が忘れられないと教えてくださいました。
「あの日(帰国し、変わり果てた日本を見た日)は、今日のような日が来るなんて想像もできなかった。」
「こうして生きている事に感謝しなきゃいけない。」
と、手を合わせていらっしゃいました。
実際に経験された方の生の声は、
どんな教科書より特集番組より、心に響くものがあります。
そして、このお仕事をさせて頂き、日々高齢者の方と触れ合うことで、
貴重なお話を聞くことが出来、長い人生で得て来られた様々な経験を
教えて頂けることに、心から感謝です。
毎日の当り前を当たり前と思わず、
些細なことにも感謝の気持ちを忘れずに過ごしていけたらなと思います。
長くなりましたが、お読みいただきありがとうございました。
季節の変わり目、体調を崩しやすい季節です。
皆様ご自愛くださいね。
谷敷(やしき)
夏の日の思い出・・・蛍
毎日暑い日が続いていますが、体調は大丈夫ですか?
今日は少し夏の思い出について、お話ししたいと思います。
私が子供のころは、裏の田んぼにたくさんの蛍がいました
灯りの少ない田舎には、蛍の灯りはほっとする道しるべでした。
いつから蛍がいなくなったのか、もうしばらく蛍を見ていません。
娘がまだ小さかった頃、蛍の話をしたら「私も見たい」と言われ、
いろいろと蛍のみられるところを探し、小樽の奥、赤井川に行きました。
窓の外の街頭には沢山の明かりが見え、
「ほら、蛍だよ。きれいでしょう。」と娘に言い、娘も大喜びでした
次の日、ホテルの人に聞くと、最近はこの辺でも蛍はあまり見られなくなった。
街頭の灯りは、蛍ではなく「ガ」だろうと・・・
娘には言えませんでした
夏の日の思い出です。
片岡
ひまわり
8月になり、苑の庭に入居者のS様が丹精込めて育ててくれている
可愛いひまわりの花が咲いています。
1本の幹からお日様に向かっていくつもの花を咲かせ
「私はここにいるよ」とアピールしているようで、通るたびにこの黄色い花に元気をもらっています。
ひまわり・・・といえば随分前昔のイタリア映画を思い出します。
戦地から帰らぬ夫を探しに行く話です。
主題歌の局は哀愁あふれる、少し物悲しい曲ですが、私の大好きな曲です。
素敵な曲ですので、一度聞いてみてください。
話しは変わり、ニュースです
まだ一部ですが、住宅職員のユニフォームが赤から紺へと変わってきています。
似合っていますか?感想をお聞かせください。
今まで2名大勢だった夜勤者が、1名増え、3人体制になりました。
皆様からのコールにも出来るだけ早く対応できると思われます。
新しい職員も増え、皆様に喜んでいただける住宅に少しずつ変わっていきます。
乞うご期待を
KAZUE