訪問看護ステーション
防災について
すっかり秋ですね
この時期になると思い出します…。
皆さんは覚えていますか?4年前の9月6日胆振東部地震を
北海道内ブラックアウトとなり、徳洲苑しろいしも電気がない夜を2晩過ごしました
あの時思ったことは、日ごろの準備の大切さを目の当たりにされた方も多いのではないでしょうか?
電気がない事の不便さ、恐怖、何でも電気で動いていたんだと思い知らされます
携帯電話も充電がないとただの金属の塊ですし、エレベーターも使えなく、約160名の食事を各階に運ぶのも人力でした
太陽が沈むと明かりもないですし、夜が長かったなあと思い出します
どこにいても震災は起こりますが、一人ではなく徳洲苑しろいしの中で過ごせたことがとても心強かったとの声がたくさん聴かれました
でも、備えあれば憂いなしです。改めて皆さんも防災用品の確認をしましょうね
※徳洲苑しろいし内は、火気厳禁のためマッチろうそくカセットコンロは使えません。
徳洲苑しろいし
訪問看護ステーション
管理者 森 あずさ
回想と傾聴
訪問看護では、離床、歩行運動や気分転換を目的に散歩を行うことがあります
空を見上げることで、空の色や雲の流れや変化、季節の草花の移り変わりなどを楽しんで頂けています
普段と違う場所で話をしていると、思わぬ話を聞かせてもらえることがあります
その時の忘れられないエピソードは、認知症に対する回想法と傾聴の意味を改めて気づかされた日でした
数年前の8月の暑い日、その日も車いすで散歩に出かけました
普段から物静かで口数も少ない方で、その頃は表情も乏しくなり自分から話すことも減ってきていました。
散歩していると、突然、「天気のいい日は嫌いだ。」とはっきりした口調で話始めました。
無理に誘ってしまったことを謝り、散歩をやめて引き返そうとすると、「原爆を思い出すから… 士官学校を出たばかりで… あの日の朝も暑くて… こんな青空の日だった… 」と思い出すように少しづつ話してくれました。
その後、その原爆投下後の惨状の中、広島を後にして実家に帰るまでの話も話してくれました。
辛い話を思い出させてしまったことを謝罪すると、「ここに来なければ一生思い出すこともなかったね」と、久しぶりに笑顔を見ることができました。
その笑顔で少しだけ気持ちが楽になったのを覚えています。
この話をしてくれた人は、そんなことがあったことも忘れてしまっていると思いますが、今も青空を見るとその時の事を思い出します
看護師 渡瀬
脱水について
暑い夏がやってきます
皆さま、1日にどれくらい水分を摂取されていますか?
人は呼吸や皮膚などから1日に体重1㎏あたり約20mlの水を蒸発により失っています
体重が50㎏の人であれば20ml×50㎏で約1000ml(1ℓ)となります
脱水になると
① 唇がカサカサし、口の中が乾燥する。
② 食欲が減ってあまり食べられない。
③ 微熱が出る。
④ 身体がだるい。ぼーっとする。
⑤ 尿量が少なくなり、色も濃くなる。
など様々な症状がでてきます
※1日の摂取目安量は運動量にもよりますが1.5ℓくらいといわれています
コップ1杯(150~200ml)の水分を5~6回に分け摂取し、脱水になるのをふせぎましょう
水分補給は早めに、こまめに!
訪問看護 石戸谷
マスク熱中症
脱水予防対策
日増しにどんどんと暑くなってきました
脱水に気を付けなければいけない季節になりました
1日の水分量は、おおよそ1.5リットルと言われています
日頃から、こまめに水分を摂るようお伝えしていますが、トイレに行くのが大変、喉が渇いていない、飲むのが面倒くさい、むせやすい・・・といった話を耳にし、なかなか飲水量が少ない方が多くみられます
今は、コロナウイルス感染対策もあり、外出時はマスク着用されており、余計に喉が渇いていると感じにくく、水分補給の回数も減ってしまいます
体内の水分不足により食欲が渇きを感知する能力も低下していきます。脳梗塞や熱中症などを起こすリスクも高く、夏場は特に注意が必要です
最近では、水分補給がスムーズにできるよう「誘い水」として経口補水ゼリーをすすめられており、市販品もドラッグストアなどで手軽に購入できるようになりました
※商品名は伏せています。直接店頭でご確認ください。
ゼリータイプでむせにくく飲みやすく、こぼれにくく持ち運びにも便利です
私は、冷蔵庫にストックして、水分不足を感じた時に飲むようにしています
ただ、1パック200円前後するので、普段の飲み物としてはコストがかかりすぎるかもしれませんが、気温が暑く汗をかいたり、体が火照っているような時には飲みやすいかと思いますので、冷蔵庫に1~2個準備しておくことをおススメします
重症になると入院加療も必要となりますので、日頃から水分補給につとめましょう
体調の事で不安があれば訪問看護の利用もご検討いただくよう、担当ケアマネージャーにご相談ください
訪問看護 村元
「アヤメ」「ショウブ」「カキツバタ」
徳洲苑しろいしの庭先にショウブがきれいに咲いています
入居者さんにカキツバタですよね?と聞かれ、あれ?そのような名前だったような?
と思ったので、調べてみました
見分け方1 花びらの付け根
・あやめ:網目状
・菖蒲(しょうぶ):黄色
・杜若(かきつばた):白い筋
このように網目状の模様はあやめです
続いて付け根に黄色い模様があるのが菖蒲(しょうぶ)
すっと白い線が入っていれば杜若(かきつばた)
見分け方2 育つ場所
あやめ:陸地
菖蒲(しょうぶ):水辺
杜若(かきつばた):水の中
見分け方3 咲く時期
あやめ:5月中旬~下旬
菖蒲(しょうぶ):6~7月中旬
杜若(かきつばた):5月中旬 北海道の場合はこれよりもやや遅いようです
そうえいば徳洲苑の庭は水辺ではないので、上記からあやめだったようです
まあ名前はどうであれ、とてもキレイに咲いています
花で季節を感じられるのは、入居者の方が丁寧なお世話をして下さっているからです
趣味を楽しんでいるだけと朝から夕方まで庭仕事を行っている入居者さんを見ていると、安心して徳洲苑しろいしで暮らすことができるよう私たちも精一杯頑張らなくてはと思います
皆さんの健康を第一に 今日もがんばります
訪問看護ステーション
管理者 森 あずさ
春
春の日差しが心地よい季節になりましたが、いかがお過ごしでしょうか
先日、ある入居者様を訪問した際、「コロナコロナで嫌になるね。でも(今は自粛中の苑内で行われている)カフェが再開して、ケーキを食べるのがとても楽しみ。」と満面の笑顔で話されていました
また、別の入居者様からは、自粛自粛で退屈な毎日を過ごされていないか伺ったところ、「退屈なんて自分で作るものだよ。」と
何気ない一言でしたが目からうろこでした
「明けない夜はない。」と信じて、また日常の生活を送ることができるよう願うばかりです
まずは、手洗い、マスク、咳エチケットなど自分たちでできることを行っていきましょう
訪問看護 石戸谷
桜開花
今年は4月の桜開花となりましたね
例年より1週間早い開花の様です
医療・介護施設の新型コロナウイルス感染拡大により不安に思われる方も多いと思いますが、徳洲苑しろいしの桜の木が開花したら窓から、又は短時間玄関外で眺めてみてはいかがでしょうか?
外に出られる際には、マスク着用・手洗いの徹底をお願いいたします
一人の努力が皆様の幸せと健康につながります
新型コロナウイルスで心が殺伐としてしまいがちですが、心にも綺麗なお花を咲かせましょう
訪問看護 猪井
❀春です❀
まだまだ朝晩はストーブの前に立ってしまいますが、日中のぽかぽか陽気で近所の桜の木にも ピンク色の蕾がちらほらと
例年であれば、気持ちウキウキ、さて 何をしようかと思える季節なのですが、毎日毎日流れるコロナのニュースに、なかなかピンク色の気分にはなれませんね
人間社会はこんなに大変なのに、自然はいつもと変わらず、ほっこりと癒されます
でも、自然の方が 毎年大変な思いをしていました
温暖化による地球規模での変化は、あまりにもゆっくりゆっくりで、気にはなってもどこか人ごとのように感じてしまいがちです
目に見えないモノの脅威という点では 同じですね
今回のウィルスも、いつか必ず終焉を迎えます
満開の桜の樹の下で、お花見を楽しむ日は必ず来ます
その時まで、一人一人がしなければいけないこと、そのあとで、一人一人が考えていかなければいけないこと、色々ありそうですね
なにはともあれ、春が来ました
遠くに行かなくても、窓からでも、ちゃんとそこに来ていますよ
徳洲苑しろいしの花壇も オープンまでもう少し
自粛生活の中にも、ほっこりをお届けするお手伝いが出来たらと思います
訪問看護 山田
春のおとずれ
だんだんと暖かくなってきましたね
春になると、どうしても憂鬱になる出来事が・・・そうです、健康診断です(涙)
ある方からの勧めもあり、昨年より人間ドックを受けることにしました
でも苦手なんです、胃カメラが!
今は鼻から細いファイバーを使って楽に検査を受けられるようになっていますが、私はなかなかのひねくれもので鼻腔が狭く彎曲しているせいで口腔でしかできないということが判明しました
先日もドキドキしながら病院に行きました
胃カメラは全検査の中で最後から2番目でした
ドキドキしすぎて、血圧はあがるわ脈拍も早いわで時間よ早く~と願いながらようやく出番です
後ろで背中をさすってくれる看護師さんになだめてもらいながら涙ボロボロ、よだれダラダラ(汚くてスミマセン)で何とか終了
結果は・・・後日です
今年の人間ドックは無事に終了しました
のちのち送られてくる結果にドキドキしながら待つばかりです
でも、こうやって毎年体チェックするのは、日頃下元気に過ごすため、そして、元気に仕事に励むためのご褒美だと思って、また来年受けに行ってきます
みなさんも体調が何となく不調だと思ったら、是非とも訪問看護を利用しご相談ください
新型コロナウイルスにより不要不急の外出を控えることと密を避けること、先が見えないことばかりですが、体調崩さぬよう手洗い・咳エチケットに努めましょうね
訪問看護 村元