住宅
大先輩からの教え
当苑の最高齢者は満99歳で、3名同年齢の方が生活されています。
(以下A様、B様、C様と明記させて頂きます。)
元気の秘訣を直接聞いたことはありませんが、日々の生活から感じたことがあります。
夜勤時、朝の出来事です。
午前6時の巡回をしていると、掃除機の音が聞こえてきました。
音が聞こえてきたお部屋の主は、A様でした。
入居されてすぐお部屋を訪室する機会があり、モデルルームのような室内に感激したことを思い出しながら、
今も変わらない状態で過ごされているA様。
生活の仕方や時間の使い方を教えられた瞬間でした。
(残念ながら、まだ教えは生かされておりません・・・反省です。)
入居してきた当日すぐに、着ていた衣類を手洗いしていたB様。
今も変わらず手洗いで洗濯しています。(ベッドの上の寝具も毎日たたんでいます。)
お世話になっている家族様や主治医の訪問が近づくと、
お礼をしたいとお買い物の依頼が入ります。(お話を聞くことしか出来ませんが・・・)
身近な人にも感謝の気持ちを忘れないよう、気づかされる瞬間です。
お気に入りの椅子に座り、いつも何か読んでいるC様。
朝その前を通ると
「あらお姉ちゃま、おはよう。今来たの?」
などと必ず声をかけて下さいます。
勤務が終わりその前を通ると
「帰るの?ご苦労様。気を付けてね。また明日ね。」
などとやはり声をかけて下さいます。
何気ない会話に元気をもらう瞬間です。コミュニケーションは大切ですね。
苑には現在154名(7月31日現在)の方が生活されており、毎日教えがあふれています。
空室はあと14となりましたが、この先どんな教えを持った方と出会えるのかと、今から楽しみにしております。
介護職員 三好