徳洲苑しろいし
人生をともに生きる
今年の雪解けは早く、ご入居の皆様がお散歩に出かけ始めました
ここ徳洲苑しろいしは近隣にスーパーや本屋さん、食事をする場所など環境に恵まれており、
親しい仲間やご家族と出掛ける光景をよく見かけます。
「いってらっしゃいませ」と元気よく相談員に見送られると、皆さんは一様に手を振り出かけられます
当苑は67歳から最高齢99歳の方々が入居されております。
そのためか、60代70代のご子息は「父は(母は)いつまでたっても子供扱いなのだから」と話されます。
先日も
「毎回『気を付けて帰りなさいね』と言われるのよ。
私だって70代で子供も孫もいるのに、いつまでたっても親にとっては子供なのね」
と自分で自分を諭しているようでした。
ここ徳洲苑で働くようになり、以前、私がケアマネや訪問看護をしていた時、
『親の歳を超えないと親の気持ちはわからない』
こうつぶやいたご家族の気持ちが痛いほどわかるようになりました。
ご入居の皆様の様子は、普段はゆったりと花の手入れをしたり、
食堂で新聞や雑誌を読んだりして各々過ごされております。
さらに、カフェでの読み聞かせやオカリナ演奏、童謡を歌うりんの会、
短歌や俳句を歌う句会、マージャン仲間の雀友会と、有志による活動も行われております。
読み聞かせや演奏をするまでの練習は、自分のためにもなると張り切り、そして時には緊張すると聞いております。
その活動を入居している仲間は楽しみにしており、応援している姿は、人生をともに生きる強さに感じます。
当苑も3年目に入りました。
入居者の皆様もご家族もスタッフもお互いに立ち位置が作られてきました。
今後さらに安心した生活を皆様に提供できる様、スタッフ一同、和顔愛語で邁進したいと思います。
今後も皆様からのご指導、ご鞭撻を宜しくお願い申し上げます。
施設長 南靖子