2017年07月
大先輩からの教え
当苑の最高齢者は満99歳で、3名同年齢の方が生活されています。
(以下A様、B様、C様と明記させて頂きます。)
元気の秘訣を直接聞いたことはありませんが、日々の生活から感じたことがあります。
夜勤時、朝の出来事です。
午前6時の巡回をしていると、掃除機の音が聞こえてきました。
音が聞こえてきたお部屋の主は、A様でした。
入居されてすぐお部屋を訪室する機会があり、モデルルームのような室内に感激したことを思い出しながら、
今も変わらない状態で過ごされているA様。
生活の仕方や時間の使い方を教えられた瞬間でした。
(残念ながら、まだ教えは生かされておりません・・・反省です。)
入居してきた当日すぐに、着ていた衣類を手洗いしていたB様。
今も変わらず手洗いで洗濯しています。(ベッドの上の寝具も毎日たたんでいます。)
お世話になっている家族様や主治医の訪問が近づくと、
お礼をしたいとお買い物の依頼が入ります。(お話を聞くことしか出来ませんが・・・)
身近な人にも感謝の気持ちを忘れないよう、気づかされる瞬間です。
お気に入りの椅子に座り、いつも何か読んでいるC様。
朝その前を通ると
「あらお姉ちゃま、おはよう。今来たの?」
などと必ず声をかけて下さいます。
勤務が終わりその前を通ると
「帰るの?ご苦労様。気を付けてね。また明日ね。」
などとやはり声をかけて下さいます。
何気ない会話に元気をもらう瞬間です。コミュニケーションは大切ですね。
苑には現在154名(7月31日現在)の方が生活されており、毎日教えがあふれています。
空室はあと14となりましたが、この先どんな教えを持った方と出会えるのかと、今から楽しみにしております。
介護職員 三好
回想
訪問看護師の長岡です。
入職して3カ月になります。
訪問し、入居者様のお話を伺って、毎日楽しく過ごさせて頂いております。
皆様の若い時のお話をされている時のお顔は輝いていますね。
回想することはとても頭に良いそうですよ。
私も自分が若かった時の事を振り返り、こんなことやあんなことあったな~と
思い出しております。
入居者の皆様がいつまでも若々しくお元気で過ごして頂けるよう
微力ですが、お力添えさせて頂きたいと思っております。
どうぞよろしくお願いいたします。
訪問看護・長岡
鳥の巣
徳洲苑しろいしに関わりのある方は、ご存知と思いますが…
デイのスタッフさんから「送迎車に鳥の巣がある」と聞きました。
どこにどうやったら鳥の巣が作れるんだろう
と興味深々になった私は、そのスタッフさんに教えて頂き、見に行く事にしました。
運よく送迎車は庭の前に駐車しておりました。
車体前方、ナンバープレートの上にあるわずかな隙間から覗いてみると
そこには、同じ長さ、同じ太さの小枝の集合体がヒッソリとそのなりを潜めていました。
話によると、危険なので一度は撤去したそうですが、
それもつかの間、今度は更に強靭な小枝を組み込んできたというのですから驚きです。
更に驚きなのは、その巣には4羽のヒナ鳥がいて餌を運ぶ親鳥もいて……
えーちょっと待って車が走っている時は一体どうなってたの
素朴な疑問ですよね。
それが、どんなでこぼこ道でも、どんなに揺れても決して落ちないというのですから
更に、更に驚きでした
今は子育ても無事終了し、どこかの空を飛んでいるのでしょう。
まさか、鳥に車が必要だったとは夢にも思いませんでした。
教えて下さったデイのスタッフさん、ありがとうございました
地域の野鳥と交流を深め、地域の野鳥に解放された施設
徳洲苑しろいしの、あるお昼休みの感動的な出来事でした。
訪問看護・林